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STALAG17

土曜に観てきました、セフトン!
ここからネタバレなので、隠します。




第17捕虜収容所。

いやー面白かった!完成されていて、舞台上の息もぴったりで、物語も緩急良く、無駄もなければ足りなくもない舞台。そして、演者が魅力的。
セフトンが、とーにーかーく格好よくて!健セフは、健ちゃんでならではの魅力満載で素敵でした。わーかっこいーと、口を開けながら観るところでした(惚)。
一見かわいいんだけど、表情がシニカルで甘くない。くるんパーマが、逆に男っぽく精悍で大人な洒落っ気を魅せていて。噂に耳にしていた、タバコに灯を点けくゆらすのが様になってるし(練習したと思うとそれはかわいい) 消灯後、密談をするためのカーテンから灯りが漏れないよう、ブルゾンの影で隠すしぐさがまたかっこよかった(細かい)。あと、スパイが判明するとき、ぜっっったいあの暗がりにいるわ!と思うのに、なかなか出てきてくれなくて焦らされたあげく、煙草を点けて自分の姿を見せるという演出に、落とされました。
時間のない中、どうやってスパイをスパイと証すのか、はらはらしたのですが、ちょっと焦るように見えたセフトンが、きっかけを元に頭の中で瞬時に策謀を閃かし、どんどん追い詰めるとこが非常にカタルシス。ちょっとスパイがかわいそうに見えたくらい、クレバーな追い詰め方に、また惚れます。だって、ちょーかっこいいんだもん!(頭悪い感想ですいません)。
投げチューがまたイカス…収容所に残るみんなには「気持ち悪い」って言われてましたが(苦笑)。
ダンバーの居所をリーダーに詰め寄るまでは、スパイもなかなか見えませんで。このひとか〜このひとか〜と疑いながら、時にブラックな彼らの笑いにウケて、徐々に閉塞感が増していくことに恐怖を感じてみたりして。2時間半が短かったです。
この後、残った彼らの処遇も気になりますが。とりあえずでも赤十字の目がある地域でジェノサイドって簡単に出来ないと思うので、なんとか生き延びて欲しいです。
すごくいいカンパニーという雰囲気も伝わりました。三回あったカテコで、健ちゃんが隣の袴田さんを必ず見上げて苦笑するのはなぜか、問いただしたいSHODO(笑)。


グローブ座で見た中で1.2位を争うくらい、好きかも(争っているのはトイヤー)。
映画にもなっているそうですが、舞台ならではの臨場感を共有できました。いや、面白かったです。