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人間失格プレミアムナイト&バースデイ。

縁あって、映画・人間失格の初日前夜プレミアムナイト/18:50の回を観てきました。


そして、日付変わって本日は、ごーちゃんの31才のバースデイです。
お誕生日おめでとうございます!
そういう話題は特に出なかったのですが、裏方でお祝いされてたら、すごくかわいいと思います。


さて、舞台挨拶があったので、久しぶりに良ではなく、剛を見ることができました。
以下、映画も含むネタバレです。




上映前の舞台挨拶でした。
挨拶は、監督含め10人かな。
ごーちゃんは、グレースーツに黒インナー。良を演じる上では有り得なかった、金リングとピアスなのがとても新鮮。
「楽しんで演じたので、楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、おうちに帰って家族と友達となんちゃら(おうち、って言い方が可愛くてきゃってなってたら聞き逃した)に話してください」
的なごあいさつでした。
挨拶本日三回目なせいか、さほど緊張もなく、ちょこちょこひとのごあいさつに飽きてませんか!?となる場面もありつつ、方眉と口角をふっと上げる悪い笑顔に、ごーちゃん久しぶり!!とばかりにときめきました。悪い顔してこそ、ごーちゃんだなあ。
三田さんがごあいさつされている時に、間に3人くらい挟んでいるにも関わらず、凝視していたのも可愛らしかった。お話が長めだったので、後半飽きてましたが(苦笑)。
総じて、可愛らしくも格好良かったです。


映画本編ですが、思ったよりも興味深く鑑賞できました。
中学で確か原作読んだよな(ウロ…)という程度で、太宰作品もたぶん好みではないというハードル低め前提ですが。
普段、斗真の顔は特筆して好みではありませんが*1、表情とても良くてそれが非常に好印象。「茫洋」とした顔、静かな狂気の笑顔、良かったです。
自分でも言っていたけれど(こないだの情熱大陸かな)、彼は努力のひとだと思います。その上で、天才肌で本能で出来てしまうひとたちがいることも知ってもいて、そこまで突き抜けて演じきれない自分のジレンマと葛藤に狂う(と言うと大げさですが)…という皮肉な符合のようなものを感じました。
とはいえ、その葛藤は彼の糧となり、この映画でひと皮剥けたのだろうな、とも感じられました。


ごーちゃんの中原中也は、葉蔵の芸術面における憧憬の対象だと思って観てました。他(葉蔵を取り巻く女)のひととは一線を画した、葉蔵が執着を持つ存在なので、ふたりの交わりをもう少し丁寧に見たかったかな。
最初のバーのシーンで、ごーちゃんがガラスの仮面をかぶっていなかったので、ビビります(そこ、中也じゃなくてごーちゃんだった…)。
本屋で現れた時は、姿が見える前(カメラが人物目線で葉蔵を追います)あ、ここ、中也!と思ったらそうだったので、トキメイた(笑)。
中也はエロティシズムがあって、雰囲気が素敵でした。でもごーちゃんは中也の詩は理解…されてないだろうな(私もしていませんが)。
監督が「森田くんはわからなくても出来てしまう*2」と仰ったと聞きましたが、そういうことなのだと思います。
映像も綺麗でした。私はトンネルのシーンが好き。
そういえば、血は…で共演中の柄本さん@そばかすも出てらして、不思議な感じに(笑)。

*1:よい顔をしてるな、とは思う。あとすごくたれ目。

*2:出来ないことでもがく過程に意味もあるので、これは良し悪し。