ざっつわんだらんど

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ASUお疲れ様。


ALL SHOOK UP(ASU)観てきました。
ここからネタバレ。内容語ってますので、隠します。




明るいミュージカルでした。たくさん吹き出しちゃう楽しいラブコメなので、休憩を挟んで3時間を単純に楽しめると思います。大筋は、本当にあっちこっちにハートの矢が向かってて、ちょっとせつなさもありながらハッピーな物語です。主要人物はことごとく歌が上手いので、そういう意味でも非常に整った舞台だったと思います。


さて、坂本さん。
坂本@チャドは、サイッテーに可愛い(誤植にあらず)。
保守的な町に現れる風来坊のチャドは、流し目を送ればバッタバッタと女の子が倒れちゃうイカシタ(…)流れ者です。
いい声がクサイ台詞とコミカルな所作でハートを撃ち抜いてくのが、とても面白くて登場するだけで爆笑を取れちゃう彼でした。ちゃんとコメディに乗っていたので、初日にしてカンパニーがとても上手く行っている印象かな。
そんなチャドが才色兼備のミス・サンドラに恋をして、でも相手にされなくてカッコつけてるんだけど、それが空回りでまた可笑しい。彼女を口説くために、せっかく♪LOVE ME TENDERを歌いあげてたのに、彼女に分厚い本で頭をバッコーン殴られて、ぐらんぐらんするんです。これは結構脳に入ったみたいで、たぶん本気でくらくらしてたんじゃないかな(苦笑)。
「これを歌って落ちない女は、いないんだぜ?」
なーんて、自信満々なひとなだけに、そういうとこが非常に可愛く感じられます。
更に男装したナタリーへの気持ちが恋だと気づいて
「ちょっと待て、落ち着け!」
とか言っちゃうんです。自分に向けて(笑)。戸惑って客席に訴えかけてたりして(笑)。
そうそう、思ったより腰は振ってませんでしたが(笑)、突き上げフリはしょっちゅうでした。
その腰がねー衣装は基本黒シャツに黒デニム、時に皮ジャンなんだけど、もう細い薄い(苦笑)。ベルトなんて、端から二番目くらいで留めてたんじゃないかなー。もう横から見ても、腹に肉がない感じで、脱ぐシーンもあったのですがもちろん双眼鏡を構えたのですが(すいません)、胸はまだあるけど腹は削げてました。ハード*1だからね…。
またギター持って踊る振りが多く、脚を気持ち前に出して構えるので、ただでさえ長い脚が本当に無駄に長くてスタイル良くてカッコいいです。むかつくわ、ホント(笑)。
リーゼントも決まってました。ちっとも崩れて前髪が落ちたりしてはくれませんでしたが(ちっ)、慣れると可愛いもんです。


声も出て動きもよかったです。まあ初日なんで。


坂本さんは楽しそうでした。
ええと、観てる方もちゃんと楽しかったんですよ。
うーんと、主要キャラが多くてみんな歌が上手いので、坂本ソロはたぶん少なめだと思います。または歌っていても、コミカルなチャチャが入って中断なんてのもあるので、歌に酔って坂本の声を浴びるぞーって気持ちが盛り上がったとこで切られるのは、正直ガーンッってなった。
特に前述した♪LOVE ME TENDERは、ちゃんと歌ってほしい曲でした。いやあのくだりは、可笑しくて好きなんですけど、それとはまた違う気持ちがあるのです。
見方が邪道なのは承知ですが、私は坂本の声を浴びにミュージカルを観に行っているひとなので(苦笑)、そこ大事なんです。
前半より後半の方が坂本さんの歌が多かったせいか、戸惑う姿が多かったせいか(笑)、好きでした。エドに迫られてタジタジしてたり、彼(ホントは彼女)への恋に戸惑うカワイコちゃんを見つけられましたね。


まーグチはこれくらいで(グチだったのかよ)。
舞台を見る度、これがあのおじいちゃんかと毎度思うのですが(失礼)、役だからこそ、普段内に秘めてるんだか本当はあまり自分にはない部分だかを、引き出すことができるんだ…というような話をどこかの雑誌で話してたかと思います。本当にそうだなーって、チャドなんて普段の坂本昌行の中にまるで見えないもん(苦笑)。ますます、坂本さんに興味が沸いてしまった作品でした。


オケがどこにいるのかと思ったら(X席があるので、オケピがなかった)、舞台の後ろに全部隠されていました。
それから、カーテンコールで演出家のデビッド氏をお呼びして、皆さんで一礼。のち、始まった音楽に踊り倒す巨漢な方がお茶目でした(笑)。
しかし、尾藤さんは64か65でいらっしゃるらしい…!脅威です。素敵に若い歌と動きでした。あんな60代がいるならば、三十路だー不惑だーなんて言ってらんないですよ、ブイシックス(笑)。


幕が降り、最後に坂本さんひとりでご挨拶。
客席からの「チャド、かっこいい!」に、腰を振って応えていました。
ご機嫌で、かわいいのー(笑)。

*1:しかし12月の生番組ラッシュはうれしいんだけど、舞台中のひとにこの試練はいったい。生声じゃなくなるじゃないかー。