ざっつわんだらんど

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ノーマンズ感想。


坂本さんは律儀ですね。初日に必ずメールしてくるよね(笑顔)。
以下、NO MAN'S LANDのネタバレです。




幸いにも(という一言で括るにはあまりにも恵まれた幸いであると、今思う)戦争を知らない人間の初見の感想は、重い…でした。それが良い舞台か悪い舞台かという、選別ではなく。
ボスニア紛争といえば、リアルタイムでニュースを見ているし現在も終結しているとは言い難いし、その割りに詳細について無知だったので若干の予習はしていったんだけど、舞台は思った以上に人対人の話でした。舞台の内容ままノンフィクションではないけれど、ある日から突然隣人と銃を向け合い殺しあい今なお終わった状況ではないという事実。淡々としたところがまた恐ろしく、怖いや悲しいという感情を持つには私はあまりにも無責任だなと思いました。観ている間中、とにかく息苦しかった。
少し滑稽な演出もあって、緊張感の緩急も巧かった。割りと入って観ていたんで、ちょっと笑えませんでしたけれど*1。日本も早々物騒ですけど、まだまだ平和だわ…と思うよ。
人間ってなんだろうね…って。語るのは難しいですよ。でも考えるのは必要でしょう。答えの出ない問いほど難しいものはありませんが。
OZとは全然違う意味で、よくJ事務所で興業したなっていう。坂本さんの実力云々って話ではなく、観客層的にね。冒険とチャレンジだと思いますよ。私はこの試みは肯定したいです。
でも、弱っている時に見たくないと思いました(苦笑)。


話をコロっと変えます。ここまで真面目にしてたのが台無しになる話をします(…)。
一番心配していた坂本さんの滑舌ですが(ものすごく余計なお世話)、意外と大丈夫でした。時々「舞台調」にもなったけれど、普通に喋れていましたね(おまえ何様だ…)。演技はいっぱいいっぱいにも見えたんだけど、思ったよりはリラックスして臨めていたように見えました。頼れる感があったんだよね。いっぱいいっぱいな中にも(笑)。思えば、坂本さんのストレートはSYK以来です(というか、それしか見たことない)。
あ、でも、The Rolling Stonesを少しだけ歌う場面があって、すごい楽しそうだった。足がリズムを刻んでてねー。
決して全然笑えない理由でなんだけど、脱いでパンツ一丁なとこもありましてね(すいません)。白い…なんか白かったよ、まーくん(苦笑)。そんでパンツの線にちょっとだけぽよんったとしたものが乗ってたよ、まーくん!!なにそれ!皮なの肉なの!?…と、一番動揺を誘った場面でもあった(私の)。たぶんそんなに痩せてちゃいけない役なんだけど、ちょっとダイエットさせにゃーなと思った(だからアンタ何者だ)。
舞台が進んでいったら痩せるかな(ほとんど出ずっぱりだし)。後一回観にいく予定なので、チェックしたいと思います(そこかよ)。しかしこれ、回数こなすのはキツイ舞台です。私はね(重いので)。2回にしといてよかった(苦笑)。
ところで、ハイスクールミュージカルの現場に顔出したくだりを、小山の慶ちゃんがメン愛に書いてくれてましたね。親亀・子亀・孫亀……乗っかったのか!裕太くんに便乗して!か、かわええ!!!そゆこと、メンバー内でやれないんだろーなーって思った(笑)。っていうか、なんかっていうと焼肉だよね、このひとも。だからそんな腹に!!(苦笑)
初日の客席には鳳蘭さんがいらしていました。うーん、ジュディ!
あ、声だけで篠井さんが出ておられた。
W浅野」をちょっと齧った世代なので、生浅野温子を拝見できて嬉しかったです。
ハプニングか演出か不明なのだけど、ツェラ@市川さんの足の裏を掻くシーンで笑っちゃったニノ@内田さんをフォローするチキ@坂本・ツェラ@市川コンビがほほえましかったです。ちょっと素だった(笑)。
そして、市川さんがとても巧みな方で、正直私はこの人に一番目を奪われました(最期まで)。


パンフに「人と人がわかりあうために有効だと思うのは」と問いがあります。
今の私の応えは「まず相手を肯定する」ことです。

*1:ところで近席の方が半数くらいの笑う観客について悪態をついてましたけれど、いやそれは人それぞれの反応でいいと思いましたよ。シリアスシーンで奇声あげるとかじゃなきゃ。